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増配ETFかカバードコールETFか、あなたに最適な選択は?

投資を始める際、「将来の資産形成を優先するか」「現在の生活を豊かにする収入を得るか」は誰もが直面する根本的な選択です。この決断は、あなたの年齢、収入、ライフプラン、そして今後の市場環境によって大きく左右されます。

筆者はすでにFIREを達成していることもあり、「今を楽しみつつ資産を積み上げる」方針で投資を実践しており、2025年の不安定な相場を見据えつつ、戦略を柔軟に調整しています。

本記事では、増配ETFとカバードコールETFを徹底比較し、具体的なデータや事例を交えながら、どちらがあなたに最適かを解説します。


増配ETFとは?20〜30年後の大きな配当を狙う長期投資の魅力

増配ETFの基本概要

アメリカの増配ETFは、配当金を年々増やし続ける企業に投資するETFで、長期的な安定性と成長を目指す投資家に人気です。連続増配の実績を持つ企業で構成され、財務が健全で経済変動に強い銘柄が中心です。ハイテク企業のように株価を押し上げていく銘柄はほぼ含まれません。)

利回りは高配当ETFに比べ低め(2.5~3.5%程度)ですが、配当が徐々に成長する点が魅力で、インフレ対策や将来の収入源として注目されます。リスク分散が効き、手軽に投資できる一方、即時的な高収入より「将来の成長」を重視する商品と言えます。

出典:トウシル https://media.rakuten-sec.net/articles/-/34054?page=4

増配ETFが向いている人

メリット

デメリット

代表的な増配ETF

※2025年3月時点 SCHDは日本では楽天証券かSBI証券の投資信託での購入のみとなります。

商品名特徴利回り増配率過去10年リターン経費率
VYM高配当株中心、安定収益2.8%8%8.6%0.06%
SCHD高配当+増配、バランス型3.4%12%11.0%0.06%
VIG10年以上増配企業、成長性重視1.7%9%9.9%0.06%

増配ETFの相場環境別の動き


カバードコールETFとは?今すぐ収入を得ながら資産を増やす戦略

カバードコール戦略とは?

カバードコールとは、「株式などの原資産を保有しながら、その原資産を将来一定価格で買う権利(コールオプション)を売る」投資手法です。以下がその基本的な仕組みです。

出典:ニッセイアセットマネジメント https://www.nam.co.jp/education/coveredcall/1246391_4943.html

カバードコールETFが向いている人

メリット

デメリット

代表的なカバードコールETF

商品名特徴利回り過去リターン経費率
JEPIS&P500基盤、安定性+高配当7-9%9.0%0.35%
JEPQNasdaq100基盤、成長+高配当9-11%10-11%0.35%
2865日経225連動、日本市場向け6-8%6.0%0.25%

カバードコールETFの相場環境別の動き


2025年の不安定な相場でどう選ぶ?増配ETF vs カバードコールETF

2025年の市場環境を予測

筆者の選択

カバードコールETFや高配当投信で毎月の生活費を確保

現在、会社員を退職しているため、定期的な収入はほぼありません。そのため、配当金を活用して毎月の生活費を賄っています。

日々の生活を楽しみながら過ごすためには、株価の上昇によるキャピタルゲインを狙うよりも、利回りの高い配当金を安定的に受け取れる方が私にとって重要だと考えています。

増配ETFは不要

増配ETFは確かに安定感がありますが、平均利回りが3.5%程度からスタートするため、大きく成長するまでには少なくとも10年以上の時間がかかります。その間、配当金を娯楽や生活費に充てるか、あるいは配当を再投資して株数を増やす選択肢があります。

しかし、配当金を生活に使うのであれば、カバードコールETFや高配当投信でより多くの配当を得たいです。一方で、長期的に資産を増やす目的なら、配当を出さないインデックス投資に同じ期間投資する方が効率的で、資産をより大きく成長させられると考えています。


まとめ:あなたに最適な投資スタイルを見つけよう

投資は「今」と「未来」のバランスが鍵

「毎月の安定した収入」と「長期的な資産成長」を両立させ、あなたに最適な戦略を一緒に構築しませんか?今を楽しみつつ、リスク許容度の範囲内で未来に備える準備を始めましょう。

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