元会社員がFIRE後に選んだ資産運用戦略|インデックス投資×証券担保ローンの実践記録

投資戦略

なぜ資産をビジネスパートナーと捉えるようになったのか?

会社員時代、私は仕事に対してやりがいを感じる一方で、評価制度や人間関係に大きなストレスを抱えていました。上司や同僚の価値観に左右される日々の中、「評価されるために働く」こと自体が負担になっていたのです。

独立起業も一度は検討しましたが、体力・気力・リスクの観点から断念。そこでたどり着いた答えが「自分が築いてきた資産をビジネスパートナーとして活かす」ことでした。

人の介入が少ない投資戦略を選んだ理由

私は投資において「人の意志が介入しすぎるもの」を避けています。不動産投資は多くの関係者が関与するため、契約変更リスクやトラブル対応など、精神的コストが高いと感じたからです。

その点、株式市場は巨大で透明性があり、個人の意志で動かすことが難しい仕組みになっています。市場のリスクはあるものの、正しい分散と管理を行えば再現性のある収益構造を作れると判断しました。

出典:https://mitomi-estate.com/estate-mechanism-bynishino/

資産は会社員人生の結晶。だからこそ“働かせる”

資産は、これまでの自分の努力の結晶であり、最も信頼できるパートナーです。私はこの資産を「マネーマシン」として位置づけ、持続的に収益を生み出す体制を構築することに注力しています。

資産の取り崩し戦略:お金が働き続ける仕組みを作る

FIRE後の生活費をどう賄うかは、FIRE成功の最重要テーマです。私は「資産を売却する」のではなく、「資産が生むキャッシュフローを使う」戦略を取り入れています。

① インデックス投資 × 証券担保ローン

S&P500やNASDAQ100に連動するインデックスファンドに長期投資しつつ、証券担保ローン(例:野村Webローン)を活用して生活資金を確保。資産を売却せずに現金を得ることで、資産の複利成長を維持できます。

② 高配当型投資信託へのシフト

保険解約や自社株の整理を経て、高配当の毎月分配型ファンドへ資産を移行。分配金で生活費を賄うことで、ストレスなく安定したキャッシュフローを確保しています。特に松井証券のような手数料ゼロの証券会社を活用することで、リターンの最大化を図っています。

③ 分散投資によるリスク管理

アクティブファンド・インデックス投資・現金をバランスよく組み合わせ、単一資産の急落リスクを分散。各資産の特性を活かして、FIRE生活を安定させています。

資産の“運用部門化”でビジネス的に管理する

私は資産を「3つの仮想事業部」に分けて管理しています。これにより、役割ごとの明確な戦略設計が可能となり、ポートフォリオ全体の健全性が保たれます。

① インデックス投資(55%) – メイン事業部

  • S&P500・NASDAQ100のインデックスファンドを中核に据え、長期で資産を育成
  • 証券担保ローンを活用し、手元資金の流動性も確保

② アクティブファンド(30%) – 収益事業部

  • 分配実績の安定した投資信託を選定
  • 毎月のキャッシュフローを生む部門として活用

③ 現金(15%) – リスク管理部門

  • 相場急変時の緩衝材として現金を保持
  • ローン返済やリバランスに備える資金として機能

資産運用は“経営”する時代へ

FIRE後も資産は生き物です。私は定期的なリバランスと税務最適化によって、資産全体の“経営”を行っています。自分が社長であり、資産は社員という感覚です。

  • 定期的なアセットアロケーションの見直し
  • 住民税・健康保険料などの負担を抑える工夫

ストレスのないFIRE生活を実現するために

私にとってのFIREは「自由と健康を両立する暮らし」です。個別株の短期売買に時間を取られず、投資信託と仕組みづくりによって安定収入を得る。それがストレスフリーな生活の基盤となっています。

お金に追われるのではなく、お金と共に歩む人生へ。

【まとめ】資産は信頼できるビジネスパートナー

  • 資産はあなた自身の努力の結晶。焦らず着実に育てよう
  • インデックス投資を軸に、生活資金を生み出す仕組みを構築
  • 資産を部門化し、ビジネス感覚で運用管理
  • ストレスの少ない仕組みこそ、持続的なFIREの鍵

あなたも、資産を最強のパートナーにする旅を始めてみませんか?