2025年の年初来パフォーマンスを分析! 守備力を高める投資戦略とは

FIRE生活

「2025年ってもう2ヶ月過ぎたんだ…」と、カレンダーを眺めてびっくりしたことはありませんか? 去年、2024年の株式市場が絶好調だっただけに、今年の相場の動きを見て「投資ってこんなに辛いものだったっけ?」と感じている方も多いかもしれませんね。

好調な相場が続くと、どうしても下落への心の準備が薄れてしまいます。「一旦売ってしまって、上昇トレンドが戻るのを待ったほうがいいかな…」なんて考える瞬間もあるでしょう。NISA損切なんてワードも飛び交ってましたしね。

でも、ちょっと待ってください。それって本当にベストな選択肢でしょうか? この記事では、2025年の市場環境にしっくりくる投資戦略をじっくり掘り下げて、実践的なヒントをお届けします。あなたの投資の悩みに寄り添いながら、一緒にスマートな解決策を見つけていきましょう!

市場の下落は日常茶飯事——S&P500の過去データから学ぶ現実

S&P500の過去データを見ると、年間で平均して約3回、-5%程度の下落が発生しています。「年に何度も下がるのは当たり前」と頭では理解していても、実際に自分の資産が減るのを見るのは辛いもの。

特にFIRE(Financial Independence, Retire Early)を目指している方や、すでにFIRE生活を送っている方にとっては、「どれだけ利益を出せるか」よりも「下落リスクをどうコントロールするか」が重要なテーマになります。

私自身、FIRE達成直前の2024年8月の暴落を経験し、会社員としての収入を失った後の備えや立ち回りについて真剣に考えるようになりました。そして、同様の事態に適応するための工夫を始めました。ここからは、その具体的な戦略や運用実績について詳しくお伝えしていきます。

インデックス投資+毎月分配型ファンドの組み合わせ

現在の私のポートフォリオは、S&P500やNASDAQ100を中心としたインデックス投資が約50%。そして、2024年末頃から毎月分配型ファンドを少しずつ取り入れています。

「毎月分配型ファンドって、タコ足配当(元本の取り崩し)や手数料の高さがデメリットなのでは?」と思われる方も多いでしょう。実は私も以前はそう考えていました。しかし、データを分析し、適切なファンドを選べば、インデックス投資よりも守備力が高く、下落に強い運用ができることに気づいたのです。

そして2025年の最初の2ヶ月で、その効果を実感することができました。

投資リスクのコントロール:シンプルな資産配分を意識する

投資の世界では、「リスクを抑えるためには債券やゴールド、コモディティを組み合わせるのが一般的」と言われます。でも、資産の種類が増えると管理が大変になり、運用が複雑になるのも事実。

そこで私は、株式(投資信託)+現金比率のみでリスク管理を行うシンプルなスタイルに落ち着きました。

現在のポートフォリオの主要銘柄

  • インデックス投資のコア:eMAXIS Slim S&P500
  • 毎月分配型ファンドのコア:インベスコ世界厳選株式オープン(毎月決算型)
  • その他の保有商品:ニッセイNASDAQ100、eMAXIS Slimオールカントリー

そして、2025年の年初来パフォーマンスを比較してみると…

2025年2月28日時点の年初来パフォーマンス

出典:マネックス証券

ファンド名年初来パフォーマンスパフォーマンス順位
インベスコ世界厳選株式オープン-0.65%1
eMAXIS Slim オールカントリー-3.93%2
eMAXIS Slim S&P500-6.27%3
NASDAQ100-8.52%4

年初から米国市場は軟調で、特にハイテク比率の高いNASDAQ100の下落が目立ちました。

今後、ハイテク銘柄が回復すれば順位も変わるかもしれませんが、FIRE後の投資では「ボラティリティの高さ」が気になりやすいもの。その点、インベスコ世界厳選株式オープンのような分散投資型ファンドは、下落局面での安心感が違います

毎月分配型ファンドの特性:タコ足配当を逆手に取る戦略

毎月分配型ファンドでは、下落局面で元本を取り崩す「タコ足配当」が発生することがあります。これをデメリットと考える人も多いですが、実は戦略的に活用することでメリットに変えられるのです。

タコ足配当の仕組みを活用するポイント

下落時のボラティリティを抑え、資産全体へのダメージを軽減
再投資によって分配金を増やし、次の上昇局面に備える

この特性をうまく使えば、FIRE後の安定収入としても活用できる可能性があります。

詳しくは以下のブログをご覧ください。

シンプルな運用でリスク管理——債券やゴールドは不要?

私の考えとしては、複数の投資信託を適切に組み合わせ、現金比率を調整することで、債券やゴールドといったコモディティを持たなくてもリスク管理が可能だと考えています。

特に、インベスコ世界厳選株式オープンは、米国と先進国に分散しつつ、分配金の再投資が可能という点で、下落耐性と成長性のバランスが取れた商品だと感じています。

まとめ:2025年の投資を賢く乗り切るヒント

2025年の株式市場は、最初の2ヶ月を見る限り波乱含みの展開が続きそう。でも、過去のデータや商品の特性を理解し、自分のリスク許容度に合ったポートフォリオを作れば、下落局面でも慌てずに対応できます。

この記事では、インデックス投資+毎月分配型ファンドという組み合わせを軸に、下落時への備えなどリスク管理のアイデアをお伝えしました。

市場の変動に振り回されず、長期的に資産を育てたい方は、ぜひ今回のアイデアを試してみてください!