はじめに:東京での暮らしは本当に合理的か?
私は仕事の関係で地方都市に移住してから20年以上が経ちます。都会と地方の違いを楽しみながら、ストレスの少ない生活を送っています。
生まれ育った首都圏の生活が恋しくなることはなく、会社員時代も転職の選択肢が少ない点を除けば、大きなデメリットを感じたことはありませんでした。そして、FIRE後は、自然を満喫しながら、自転車で移動できるコンパクトな地方都市の中心部で快適に暮らしています。
このブログでは、「東京に住み続ける意味」について考えます。
東京は確かに便利な街ですが、本当に「住み続ける必要があるのか?」を考えたことはありますか?
「東京にしかないもの」「東京でしかできないこと」とは何でしょうか?
東京でしかできないこととは?
✅ 人間関係
「東京にいれば人脈が広がる」と言われますが、今はSNSやオンラインコミュニティが発展し、地方からでもビジネスや趣味のつながりを作ることができます。
リアルの交流が必要な場合でも、頻繁に会う必要があるのか、一度考えてみるといいでしょう。
✅ 趣味・娯楽
美術館、ライブハウス、スポーツ観戦、カフェ巡り……東京にはたくさんのエンタメがあります。
しかし、地方都市にも文化施設やイベントがあり、必要なときに東京へ行くスタイルなら、旅行気分でより楽しめます。
✅ 仕事
東京には確かに仕事のチャンスが多いですが、FIREを目指すなら「仕事からの解放」が目的ではないでしょうか?
リモートワークが可能なら、東京に住み続ける理由は少なくなります。
✅ 教育
「子どもの教育のために東京にいる」という人も多いですが、地方にも優れた学校があります。
また、オンライン教育の充実により、学習環境の選択肢は広がっています。
✅ 介護
親の介護のために東京に残るケースもありますが、むしろ親と一緒に地方でゆったり暮らすのも選択肢の一つです。
都市部の介護施設は高額ですが、地方なら比較的安く、質の高いケアが受けられることもあります。
東京 vs. 地方:生活費の違いをデータで比較
🔹 物価の違い
東京都の物価は全国で最も高いことをご存じでしょうか?
総務省の「消費者物価地域差指数(2023年)」によると、東京都の物価水準は104.5で全国トップ。次いで神奈川県(103.1)が続きます。
一方、最も物価が低いのは鹿児島県(95.9)、次いで宮崎県(96.1)。

出典:総務省 https://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/pdf/g_2023.pdf
物価が高い東京に住み続けることが本当に合理的なのか、改めて考える価値がありそうです。
🔹 主要都市別 平均家賃比較
地域 | 1K家賃(円/月) | 2LDK家賃(円/月) |
---|---|---|
東京23区 | 8〜12万円 | 18〜25万円 |
大阪市 | 5〜8万円 | 12〜18万円 |
札幌市 | 3〜5万円 | 7〜12万円 |
長野市 | 3〜5万円 | 6〜10万円 |
那覇市 | 3〜5万円 | 7〜12万円 |
✅ 東京23区の1K家賃は、地方の2LDKと同じくらい高い!
✅ 地方なら家賃を抑えて、貯金や旅行に回せる!
📍 出典:SUUMO賃貸データ(2024年)
➡️ 公式データを見る
必要なときだけ東京に行く生活は可能?
私は現在、地方に住みながら、必要なときだけ東京に行く生活をしています。
🌿 普段は地方で快適に暮らす
🚄 用事がある時だけ新幹線やLCCで東京へ行く
🏙️ 東京を観光地として楽しむ感覚
※まだチケットを手配できていない旅行や帰省がありましたら下記のバナーより価格を検索してみてください。

※出典:TRAVELIST 上記の金額は2025年2月23日時点のものです。
このスタイルなら、東京を「特別な場所」として楽しむことができます。
たまに行く東京はとても刺激的で楽しいですが、人の多さや物価の高さを考えると、ずっと住むのは厳しいと感じます。
FIRE後の生活を考えると、東京より地方が合理的
日本銀行の最新予測では、2024~2026年度の消費者物価指数は2%前後の上昇が続くとされています。また、ニッセイ基礎研究所の見通しでも2025年度の物価上昇率は1.8%と予測されており、今後もインフレが続く見込みです。
このような状況では、生活コストの高い都市部では資産の目減りが早まるリスクがあります。一方、地方なら家賃や食費が安く、資産を長持ちさせることが可能です。さらに、自然豊かな環境でストレスの少ない暮らしができる点も魅力でしょう。
🔹 東京に住み続けるリスク
📈 物価上昇:家賃や生活費がどんどん高くなる
🏠 不動産価格の上昇:中古物件も高騰中
🚃 通勤ストレス:満員電車に乗る必要はある?
💰 FIRE後も支出が増え続ける可能性
🔹 地方に住むメリット
🌿 低コストでのんびり暮らせる
🚗 移動の自由度が高い(満員電車なし!)
🏠 安く広い家に住める
🍎 食料品が安く、新鮮な食材が手に入る
こんな人は地方移住を検討しよう!
✅ FIREを目指している人(生活費を抑え、資産を守る)
✅ リモートワークが可能な人(地方なら通勤ストレスなし!)
✅ 自然豊かな環境で暮らしたい人(ストレスフリーな生活へ)
📌 地方自治体の移住支援制度を活用すれば、さらにお得に移住可能!
➡️ 地方移住の補助金一覧を見る

結論:本当に東京に住み続ける意味はあるのか?
東京にしかないもの、本当に東京でしかできないことは何か?
そして、それは「毎日必要なこと」なのか?
このデータやライフスタイルの変化を考えると、東京に住み続けることが本当に合理的なのか再考する必要があります。
特に、生活コストを削減しながら幸福度を高めるには、地方移住が魅力的な選択肢となるでしょう。
💡 不動産価格や生活費は年々上昇傾向にあるため、地方移住を考えるなら早めの検討が賢明!
あなたは、まだ東京に住み続けますか?