資産形成をしていると貯金や資産が増えないことに焦るからお金が使えなくなるんだよね。。。
気持ちはわかるけどお金って人生を豊かにするためのものだから上手に使いたいよね
そうだよね。。。どうしたら資産形成期も気持ちを楽にお金を使うことができるだろうか?
- 資産形成におけるバランスの重要性 – 資産を貯めこむだけではなく、今しかできない経験にもお金を使うことが大切であり、無理な節約は疲れやストレスを生む。
- 自分の価値観に基づいた支出 – 他人の意見に惑わされず、自分が納得できる形でお金を使い、人生を豊かにすることが重要。
- 支出と投資の両立 – 高額な支出の際には、同額を投資に回すことで罪悪感を軽減し、資産形成と生活の楽しみを両立させる工夫が有効。
資産形成は長い旅路。貯めこむだけに喜びを見出すと疲れてしまう
資産形成期ってお金を使うことに抵抗がありますよね。数千円単位の支出はまだしも、数万円単位になると旅行や飲食といった思い出に残る大切な機会すら及び腰になってしまう。
客観的に見ればそれなりにお金はあるのだから使ったところで日常生活に支障はないし、むしろ今しかできない体験に使うことはポジティブであるはず。なのにお金が使えない。。。資産形成期の病で重症化すると資産や貯金の残高を見ることだけに満足をしてしまう寂しい人生になりかねません。
私自身もそのようになっていたのをようやく客観視できるようになってきました。
生活を豊かにするためのお金というチケットをうまく使いこなせない。それは時間という有限の資産をうまく使えてないのと同じで、人生経験において金融資産以上の損失を被ってしまうことを理解することが大切です。
資産形成は一朝一夕でできるものでないので、きちんと息継ぎをして心身ともに健康を維持しながら取り組んでいきたいですね。
何に使うべきか?自分の価値観を大切に今一度考えてみる
お金って意識をしなければ財布や銀行口座からするりするりといなくなってしまいます。きちんと見張っていると簡単には逃げ出せなくなる一方で自分自身も疲弊します。
例えばスターバックスでコーヒーを飲むのは資産形成では邪道みたいな風潮もあったりしますが、ドリンクを楽しみリラックスすることで自分自身の気分が上がり、活力が出るのであれば有用なお金の使い道となります。
定期的に行くボディケアやヘアーサロン、ネイルなど形に残らないものであっても体や気持ちがリフレッシュされることで明日も頑張ろうと思えるのであればそれは自分の価値観に沿った正しい使い方なのです。
我慢ばかりしていると資産形成は続かない
資産形成の半ばであってもやりたいことがあるのに我慢し続けることは美徳でもなんでもないです。幸せになるためのゴールに向かい頑張っていても、たどり着くまでが苦行の日々だと何のために働いているのかすらわからなくなり精神状態も不安定になってしまうからです。
客観的に見たら無駄遣い、意味がない、などと言われることがあったとしても、自分が納得して使えているのであればそれは最高の支出であり、他人からとやかく言われる必要はないのです。
支出したのと同額を投資すれば罪悪感が緩和される
例えば携帯電話が古くなり、新しい端末を買うにしても10万円前後の出費が発生します。10万円あればインデックス投資に追加投資できるのに、、、と発想してしまうのがこの病の辛いところです。そこで私は高額な買い物をする際は次の2つの方法を取るようにしてます。
- 買いたいものの2倍の現金が確保できたら購入し、残った資金はS&P500へ投資する。
- 分割手数料が0円で買える場合は分割で購入し、手元の資金は同じくS&P500へ投資する
例えばAppleなら36回分割手数料無料の購入方法も用意されております。
S&P500の過去平均利回り7~9%で運用できれば、8年~10年後には購入金額を帳消しにすることができます。1円でも安く買うために走り回るのも良いですが、分割手数料無料サービスを利用して手持ち資金を投資にまわすことができれば高価な買い物をしてしまったという罪悪感に苛まれることはなくなるのではないでしょうか。
低金利ローンで購入する車や自宅だって原理は同じです。できる限り手元にお金を残したまま買い物をし、投資に回すことで日々の生活を楽しみながら資産形成にも取り組める精神的な部分での解決方法の一つになると思ってます。
今しかできないことなら金額は度外視で楽しむ
10代、20代でやりたかったことは40代、50代になり時間や金銭的に実現できる状態だったとしても興味が変わってしまってやらなくなることも多々あります。また気力や体力といったフィジカルの部分も大きく変化するため、資産形成に意識が行き過ぎると今しかできない経験ができずにあっという間に時間が過ぎ去ります。
出典:Time TreeのWebページより https://timetreeapp.com/intl/ja/newsroom/2023-01-31/time-design-lab-vol6
今しかできないことをやるというのは記憶の配当を増やすうえで最も重要なことの一つであると考えます。形に残るものはいずれ古くなり、消滅したりすることはあっても記憶や思い出はなくなりません。体が動かなくなっても記憶だけは残り続け、もう2度と同じことができなかったとしても生涯忘れることがない体験をできたならそれは投じたお金以上の価値を持つのです。
今回綴った内容は私が資産形成をする過程での工夫や反省をまとめております。資産が増えることは喜ばしいです。相場も日常も自分自身も毎日変化するので、うまくケアしながら長く続けていくことの参考にしていただけたら嬉しいです。