いよいよ会社員を卒業するまで残り1か月。2024年7月中旬以降はそれまでの順調な相場を巻き戻すかのうように株価は大きく下落している。下げ相場での資産の取り崩しを先送りさせFIRE生活の基盤を安定させるべく金融資産以外からの収入源を増やす動きを進めます。
執筆をしている前日の8月2日は日経平均が2,216円と市場二番目の下落幅、またドル円についても前日比2.7円以上下落しわずか1週間で6円の円高になるなど暴落しています。私は資産のほとんどを外国株に投資しており大きなダメージをおっています。しかし、このような下落は定期的に訪れるからこそ資産を取り崩さないで生活基盤を安定させるキャッシュフローの大切さを今一度理解しておきたい。
FIRE後に時間と気持ちをどこまで労働に捧げることができるか
FIREをするというのは経済的自立をして早期退職をするというものになりますが、その後の人生は仕事をするも、しないも自由なのであれがダメ、これがダメと他人に決められることはありません。自分の価値観のみで判断し選択することができます。
私は全く働かないという選択はしないつもりですが、どこかの企業に所属して正社員として働くということは考えていません。まずはフリーランスで動き始め、少しずつ軌道に乗り始めたらマイクロ法人の設立なども視野に入れていきます。労働時間をコントロールしつつ、これまでのキャリアを活かして自分が興味を持った仕事をやれる環境を作っていきます。
とはいえ、これまでがむしゃらに働いてきてFIREを達成し、会社員を卒業することを決めてからは次に仕事をすることのモチベーションやストレス耐性が未知数ではあります。
フリーランスで働くといってもどうやって探せばいいのか?
フリーランスで仕事をするにしても、どうやって仕事を見つけるべきか。これは大きな課題であり過去の人脈を伝ったり、会社員時代に交換した名刺を使って何かをするということはしたくない。スキルや実績は活かしても過去のしがらみがないようにしたいと思ってます。
FIRE後は自分がつながりたい人とだけつながり、業務上仕方なく付き合っていた人たちとはかかわりたくないからです。色々調べていくと副業マッチングサイトというものがいくつもあり、これらに登録することで自分のスキルがマッチした業務委託の案件を紹介してもらえます。
自分がやってきた職務経歴を棚卸する作業はものすごく重要で、経験してきたことは資産になります。他者からも自分の強みが明確になるようにしっかりと準備することで安心して仕事を振ってもらえるのではないかと思ってます。
ここは一般的な転職と変わらないため本業で資産形成中の方も定期的に経歴書の見直しとアップデートをすることをお勧めします。
業務を発注している企業は即戦力を求めているので、「未経験です。必死に覚えて一から頑張ります」では仕事が取れないと思うのでどんなことができて、何が自分の強みか、どんな価値を提供することができるのかは誰に対しても話せるようにしておく必要もあります。
会社員時代の給料を基準にしない
繰り返しになりますが、どこかの企業の正社員として働くわけではないことや、信頼と実績がない中で業務委託の受注活動になるため、正社員の入社時のような給与水準や福利厚生などの諸条件を基準に考えると仕事が取れなくなります。
FIREをしているということはストレスが少なく最低限の給与を稼げれば良いので、収入面での条件を上げることに固執せず、継続して仕事が取れるように自分の強みを生かした仕事をするのが良いと思います。
もちろんフルタイムで働く必要もないので月間160時間拘束される仕事なら断ったっていいわけです。時期によって働く量を増やしたり、長期間旅行が行きたいならその期間は仕事を受けない、といった融通さが金銭面の条件とのトレードオフであると考えるべきです。
仮に好条件だけど業務内容はハードかも、、、という案件が来たら受けてしまいそうな自分がいるけどFIRE後に正社員時代と同じ動きをして後悔しそうなので多分断ります(笑)
形にこだわらず条件に合うならまずはやってみる
ただ、こんなことを書いている私自身、フリーランスで働くことの経験はまだありません。失敗しても何かを失うわけではないですし、だめなら他の業務を受ければよいだけなのです。
昇進や昇給がかかっているわけでも、花形の部署へ異動するために頑張るなどのニンジンをぶら下げられていない状態で仕事をすることの気楽さは会社員時代とは異なるメンタルで働くことができるのではないかと思っています。
FIRE生活を開始してある程度やりたかったことを実現したら、社会貢献をしたい、自身の経験をアウトプットしていきたい、収入源をもう少し増やしたいなど思えてくるかもしれません。自分の意志で短時間労働してみようと思えたら形や条件にこだわらず動き出してみると良いです。
まとめ
- FIRE後に働くも働かないも自由、働くモチベーションが湧いたら動き出せばいい。
- フリーランスの仕事を得るために職務経歴書を整えマッチングサービスに登録する
- 正社員で働くわけではないので条件面に固執しすぎない。
特に30代後半や40代にFIREした方々からすると体力もスキルもしっかり残っているので自分の意志で動きだすことで新たな経験を得ることもできるのではないでしょうか?