2024年9月から会社員を卒業してFIRE生活に突入。
楽しみと不安がせめぎ合っている中、今の心境をお伝えします。
FIRE（経済的自立と早期リタイア）を目前に控えると、不安や葛藤に襲われることがあります。この状態を「ファイヤブルー」と呼ぶことにしました。 これは、結婚を控えた人が感じる「マリッジブルー」に似た心理状態で、これまでの生活を大きく変える決断への戸惑いや、未知の未来への不安が原因です。
私自身、2024年9月からFIRE生活に突入しましたが、この「ファイヤブルー」を克服するまでには、多くの気づきと準備が必要でした。本記事では、FIRE直前に感じた不安や、それを解消するための具体的な準備のポイントをご紹介します。
「ファイヤブルー」とは？FIRE直前に襲う不安の正体
「ファイヤブルー」は、FIRE直前に感じる漠然とした不安や恐怖のことを指します。
経済的自由を得て早期リタイアを決断することは、多くの人にとって夢のようなゴール。しかし、その一方で、これまで慣れ親しんだ働き方や安定収入が途絶えることへの不安が押し寄せるのです。
私の場合、20年以上続いた会社員生活を終える直前に、「これで本当に大丈夫だろうか？」と感じることが増えました。
毎月の給与という安心感を手放すことへの恐怖は、FIRE生活の第一歩を踏み出す心理的ハードルとなりました。この状態こそ、まさに「ファイヤブルー」だったのです。
FIRE直前に感じた「準備不足」の後悔3選
「ファイヤブルー」を克服するには、FIRE前に適切な準備を進めることが大切です。以下は、私自身が感じた準備不足とその教訓です。
1. 資産形成時よりも現金比率を高めるべきだった
FIRE達成後は株式や投資信託に依存する部分が多いため、暴落や急な出費に備えて現金比率を高めておくことが重要だと感じました。特に市場が下落しているタイミングで資産を取り崩さざるを得ない状況は避けるべきです。現金の割合を増やすことで、心の余裕が生まれます。
2. 複数の収入源を確保しておくべきだった
FIRE後の生活を安定させるには、少額でも複数の定期収入源を確保することが効果的です。私の場合、年間70万円の配当金や10万円程度の副収入がありますが、それだけでは完全に安心とは言えません。ブログや趣味の収益化など、早めに複数の収入源を構築しておくべきだったと反省しています。
3. 楽しむためのお金の使い方を考えておくべきだった
FIREに向けて節約を徹底してきたため、FIRE後にお金を使うことに対して抵抗感を抱くようになりました。 しかし、資産は使うためにあるというマインドセットが重要です。楽しむための支出計画を立てることで、せっかくのFIRE生活を充実させることができます。
「ファイヤブルー」を乗り越えるために最初の一歩を踏み出そう
「ファイヤブルー」は、多くの場合、不安を抱えすぎることで引き起こされます。しかし、100点満点の準備をしようとしても、それは不可能です。 70点の計画でスタートし、走りながら軌道修正していけば十分です。
また、FIRE後はSNSや地域コミュニティ、趣味を通じて新しいつながりを築けます。働き続ける選択肢も含め、自由に道を選べるのがFIREの魅力です。大切なのは、未来に囚われすぎず、今を楽しむ姿勢を持つこと。これこそが「ファイヤブルー」を乗り越える鍵となります。
まとめ：ファイヤブルーを乗り越えてFIRE生活を楽しむ
FIRE直前の「ファイヤブルー」は、未知への挑戦に伴う不安です。しかし、それは次のステージへ進むサインとも言えます。不安を恐れず、今この瞬間を大切にすることが、FIRE生活を成功に導くカギです。
- 現金比率を見直して資産を安定させる
- 複数の収入源を確保して精神的な余裕を持つ
- お金を使うことへのポジティブな意識を持つ
これらのポイントを押さえながら、「ファイヤブルー」を乗り越えてFIRE生活を楽しみましょう。FIREは終わりではなく、新しい挑戦の始まりです。あなたらしいFIRE生活を築いていってください！
