資産形成疲れを防ぐ!節約生活の”資産形成病”と向き合う方法

FIREまでの道のり

資産形成をしていると貯金や資産が増えないことに焦るからお金が使えなくなるんだよね。

気持ちはわかるけどお金って人生を豊かにするためのものだから上手に使いたいよね

どうしたら資産形成期も気持ちを楽にお金を使うことができるだろうか?

記事の概要

資産形成を目指す中で重要なのは、貯めこむことばかりに囚われず、今しかできない経験にも投資するバランスを見つけることです。無理な節約はストレスや疲れの原因にもなり、「資産形成病」とも言える症状を引き起こします。この記事では、無理なく資産形成を続けながら自分を大切にするための方法や支出の工夫について、実体験を交えてお伝えします。

資産形成は長い旅路 – 節約だけに頼らず「息継ぎ」を大切に

資産形成を進めると、どうしても支出に対して過敏になりがちです。数千円の支出ならまだしも、数万円単位の買い物や旅行など、大切な思い出をつくるような支出には一歩踏み出せないことも多いでしょう。

しかし、資産形成の道のりは一朝一夕で達成できるものではありません。あまりに「貯めること」だけに集中してしまうと、かえって生活の質が低下し、貯蓄そのものが目的化してしまいます。

私も一時、資産や残高を見ること自体が満足感になっていた経験があります。しかし、お金は私たちの生活を豊かにするための「チケット」。

貯金だけを目的にしてしまうと、時間という有限の資産をうまく使えず、人生経験において金融資産以上の損失を被ることもあるのです。

心身ともに健康であることを第一に考え、息継ぎを忘れずに資産形成に取り組んでいきたいものです。

「やりたいこと」を叶えるための支出と投資の両立

資産形成のために、無理に我慢ばかりするのは、決して美徳ではありません。

心が苦しくなるほどの節約生活では、資産形成そのものの目的が見失われてしまいます。だからこそ、「自分にとって価値ある支出」を考え、罪悪感を減らす工夫が必要です。

例えば、大きな買い物をする際には、その金額分の投資を行うのもひとつの方法です。

10万円の買い物なら、同額をインデックス投資に回すことで「資産形成も続けている」という安心感が得られ、支出に対する心理的な負担が軽くなります。

また、0%分割払いなどを利用し、分割購入分を投資に回せば、将来的には資産の成長も期待できます。無理せず資産形成を進めつつ、生活の質も維持するための選択肢として有効です。

「今しかできないこと」には投資の価値がある

10代や20代で夢見たことも、40代や50代では価値観や状況の変化により興味が薄れることがあります。

今しかできないことや体験には、金銭的な価値を超える「記憶の配当」があり、形ある物が古びても、思い出は心に残り続けます。

人生の各段階でやりたいことを楽しむことは、資産以上の価値をもたらし、将来の満足感にもつながります。

出典:Time TreeのWebページより https://timetreeapp.com/intl/ja/newsroom/2023-01-31/time-design-lab-vol6

まとめ – 資産形成と人生の楽しみを両立させるために

今回の記事では、私が資産形成の中で感じたことや実践してきた工夫をもとに、「資産形成病」に陥らないためのヒントをご紹介しました。

お金を貯めることは、確かに素晴らしいことです。しかし、人生は常に変化し続けるもの。

貯蓄だけに焦点を当てず、資産形成の道のりを楽しむ余裕を持ち、長期的に継続できるライフスタイルを目指してみてはいかがでしょうか。