地方在住の普通のサラリーマンの投資遍歴③ 資産形成加速させセミリタイアを実現させた米国株との出会い 

FIREまでの道のり

いよいよ資産形成を加速させたアメリカ株編だね!

アメリカ株と出会ってなければFIREはできなかったよ

これまでFX編、日本株編と続き最終回はアメリカ株編となります。私の資産形成の要は米国株でありそれは今後も変わりません。

本投稿のポイント
  • 私が米国株への投資を始めた理由
    外資系企業での経験から、米国企業の迅速な意思決定や競争力に触れ、資産形成のスピードを上げるために米国株への投資を決断したこと。
  • 米国株の長期的成長と魅力
    米国株は歴史的に長期的な上昇傾向を示し、S&P 500などの指数が安定したリターンを提供していることから、米国株の成長力を評価していること。
  • 米国経済の今後の強さ
    米国はテクノロジー分野の成長や人口増加、グローバルな競争力を背景に、今後も経済成長が期待できるため、米国株への長期投資が有望であること。

外資系企業で働いていたことが米国株を始めたきっかけ

日本株を通じて株式投資の基本を理解し、リスクを抑えた優待銘柄を中心に投資してきました。しかし、限られた資金の中で投資を行っていたため、資産形成のスピードが期待ほど伸びないと感じていました。

このままでは資産を大きく増やすのに時間がかかると感じた時、ビジネス成長の速い米国株への投資を考えるようになりました。

背景には、私自身が米国に本社を置く企業で働いていた経験があり、意思決定の速さや失敗を恐れない挑戦の文化、国内外の競合に対する強力な競争力などに触れてきたことがあります。そうした環境を理解していることで、米国株への投資にも自信を持てると感じました。

さらに、米国株は長期的に安定した成長を見せており、多くの投資家にとって魅力的な選択肢です。本記事では、私の米国企業での経験を基に、米国経済の強さや米国株への長期投資がどのように資産形成に貢献するかについてお伝えします。

米国株は何がいいのか?

株価の長期的な上昇傾向

まず、株式市場における基本的な考え方として、「長期で見れば株価は上昇する」という事実があります。特に米国株は、過去数十年にわたり安定して上昇を続けています。

米国株式市場の代表的な指数であるS&P 500は、米国を代表する500社の企業から構成されており、長期的な成長を示しています。歴史的に見ると、S&P 500は過去100年近くの間、平均して年率7~10%のリターンを生み出してきました。もちろん、短期的には市場の変動や景気後退による株価の下落があるものの、長期的には経済成長に伴い株価はほぼ常に上昇してきました。

米国経済の強さを実感

私がキャリアを積んできた米国企業での経験を通じて感じたのは、米国経済の持つ圧倒的な成長力柔軟性です。特に、アメリカの企業文化は、日本と比べて以下の点で際立っています。

  1. 意思決定の迅速さ
    米国企業は、経営戦略やプロジェクトの意思決定が非常に速いです。これは、フラットな組織構造や、リスクを取ることを前向きに捉える企業文化が背景にあります。例えば、新しい事業アイデアが生まれたとき、長い会議や承認プロセスに時間をかけることなく、迅速に実行に移す文化が根付いています。
  2. イノベーションを重視
    米国では、イノベーションが企業成長の大きな推進力となっています。テクノロジー、バイオテクノロジー、フィンテックなど、次々に新しい分野で世界をリードする企業が誕生しており、これが経済の成長に寄与しています。たとえば、Apple、Microsoft、Amazon、Teslaといった企業は、まさにイノベーションの象徴です。
  3. 市場の柔軟性と競争力
    米国市場の最大の強みは、その柔軟性と競争力です。常に変化する消費者のニーズに対応し、経済状況に柔軟に適応できる力が、米国企業の成長を支えています。経済危機の際でも、素早く立ち直り、さらなる成長を遂げる姿を何度も目の当たりにしてきました。

これらの特徴は、米国経済全体の強さを支える重要な要素であり、米国株の長期的な上昇傾向を裏付けるものとなっています。

米国株への投資がもたらす成果

私自身も、米国企業で働いていたことが投資の判断に大きな影響を与えました。米国の経済成長や企業の強さを肌で感じたことから、米国個別株を長期保有する戦略を選びました。これが結果的に、私の資産形成において大きな成功をもたらしました。

たとえば、Appleのようなテクノロジー企業に長期投資をしていた場合、わずか10年程度で株価が数倍に成長する可能性が十分にありました。実際、過去10年間で多くの米国テック企業は急成長を遂げており、これに伴い株価も大きく上昇しています。

また、米国の大企業は配当も魅力的です。特に、増配(配当の増額)を続ける企業に投資をすると、長期的に大きなリターンが期待できます。配当再投資を行うことで、複利効果が働き、資産はさらに加速度的に増加します。

資産形成をするならば米国株がおすすめ

長期投資の重要性

米国株で資産を形成するうえで重要なのは、「長期的な視点」です。短期的な市場の動きや経済の変動に一喜一憂せず、長期にわたって株を保有することで、経済の成長とともに資産を増やしていくことが可能です。

以下の図は日経平均とS&P500の成長を表したものとなります。過去約30年間の歴史においてS&P500が右肩上がりに大きく上昇してきたのに対して、日経平均株価はほぼ横ばいといった状況です。2024年に最高値を更新したものの、国全体でみると大きな差が開いています。

出展:マネサポ https://moneysupport.jp/column-detail/post-598/

歴史的に見ると、株式市場は短期間では大きな上下動を繰り返します。しかし、長期的には株価は企業の成長とともに上昇する傾向があります。これが「株式投資の魅力」であり、時間を味方につけることで、安定した資産形成が期待できるのです。

なぜ米国株が今後も有望なのか

米国経済が今後も有望である理由は、いくつか挙げられます。

  1. 強力なテクノロジーセクター
    米国のテクノロジー企業は、世界をリードしています。AI、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなど、今後も成長が期待される分野でのイノベーションが続いており、これらの企業は長期的な成長が期待されています。
  2. 人口増加と消費市場の拡大
    米国は、今後も人口が増加し続ける見込みがあり、消費市場が拡大することが予想されています。これにより、内需の強さが経済成長を支える重要な要素となります。
  3. グローバルな影響力
    米国企業は、世界中でビジネスを展開しており、そのグローバルな影響力は非常に大きいです。特に、新興国市場での成長が見込まれており、これが企業の利益をさらに押し上げるでしょう。

これからも米国株中心の資産運用を続ける理由

私は今後も米国株を中心に資産運用を続けていく予定です。米国経済の成長力と企業の競争力、そして市場の透明性や流動性は、他の市場と比べても非常に魅力的です。

特に、米国株式市場の分散投資が可能なインデックス投資信託やS&P500に連動するETF、長期的に成長が期待される個別銘柄に投資することで、資産を安定的に増やしていく戦略が有効です。

投資初心者から中級者まで、長期的に資産を増やしたいと考えている方には、米国株への投資を検討することを強くお勧めします。米国経済の強さや企業の成長力は、今後も続くと予想されており、これが株価の上昇につながると考えられます。時間をかけて資産を形成することが、成功への鍵です。

これからの投資の一歩を踏み出す際、米国株を選ぶことは非常に合理的な選択肢となるでしょう。