高配当株も少しずつ増えてきたよ
インデックス取り崩しだけだと精神的にも辛いもんね
10月からいよいよ給与収入が途絶え、本格的に金融資産と副業収入を頼りにしたFIRE生活が始まりました。
インデックス投資の取り崩しと高配当株の活用をバランスよく行う戦略を採用し、安定した収入を確保しながら資産を効率的に運用していく計画です。
基本戦略:生活費は高配当+副業収入で賄う
2024年に入り、米国のFRBによる利下げが予想される中、これまで積み立てていた変額保険を解約し、守りの資産を増やす目的で債券ETFの購入を進めていました。
しかし、9月18日のFRBの会合で予想通り利下げが実施されたにもかかわらず、債券市場はすでにこの動きを織り込んでいたのか、長期金利は想定ほど下がらず、超長期米国債ETFであるEDVの価格はむしろ下落を続けました。
※出典:Google Finance
利下げによる債券価格の上昇を期待して購入していた債券ETFは、9月18日をもってその役割を終えたと判断し、売却することにしました。
売却資金は次の運用先として高配当株に振り向ける計画でしたが、債券ETFの売却タイミングには葛藤があり、数日間保有を続けた後、9月30日にようやく売却を完了させました。
債券ETFを保有していることで3~4%の分配金を得ることができるため、持ち続ける選択肢もありましたが、さらに利回りの高いJEPQを積み増したいという意向から最終的に売却を決断しました。
守りの資産は債券から現金+高配当株へ
この運用方針により、これまで保有していた株と合わせて、現時点で毎月約12万円の配当金を得られるようになりました。
今後、個別株の一部を売却し、来年にかけて配当収入をさらに増やし、最終的には毎月30万円の配当を目指しています。
現在の生活費は健康保険や住民税の支払いも含めて40~50万円/月ほどかかっており、配当収入だけではまだ不足していますが、副業を通じて不足分を補い、安定した生活基盤を築いていく予定です。
副業については以下の投稿で考えをまとめております。
インデックスは複利効果を享受し続ける
高配当株を資産全体の35〜40%に抑え、同程度の割合でインデックス投信を保有していく方針です。
特に、NISAやiDeCoを活用してS&P500に連動する投資信託を保有し、できる限り取り崩しを避けながら、時間をかけて複利の力と税制優遇のメリットを活かして資産を増やしていきたいと考えています。
配当金+副業で生活費を確保することでインデックス投資の取り崩しを最小限に抑えることをこの基本戦略としております。
複利効果を長期間にわたって享受することで、資産を大きく成長させることが可能です。
あくまで試算にはなりますが、現在の資産の40%にあたる4000万円を、平均運用利回り7%で運用した場合、20年後には約1.6億円に達する見込みです
(この数値はあくまでシミュレーションの結果であり、確実ではありませんが。)
こうした長期的な視点を持つことで、安定した資産形成が可能となると期待しています。
※出典 アセットマネジメントOne https://www.am-one.co.jp/shisankeisei/simulation.html
現金比率は生活費の最低3年分を維持する
現金比率は、生活費の最低3年分を維持することが非常に重要だと考えています。副業をしているとはいえ、会社員のような安定した収入がない中で、株価が下落した際に命綱であるインデックス投資を取り崩すことは簡単ではありません。
特に、7月の「植田ショック」による日銀の利上げで急激な円高が起こった時や、8月5日に日経平均が4451円安となる大幅な下落に見舞われたことで、FIREを開始する直前に大きな打撃を受け、現金比率の重要性を痛感しました。
この時点ではまだ給与収入があったため、投資資産を取り崩す必要はありませんでしたが、もしFIRE後だったと想像すると、インデックス投資だけに頼るリスクは大きいと再認識しました。
また、生活費はライフステージによって大きく変動します。
教育費、住宅のリフォーム、自動車の買い替えといった大きな出費が重なる可能性もあるため、柔軟な資金計画と十分な現金の確保が欠かせません。
現金比率を維持しながら生活費を捻出し、同時に資産を減らさず投資を継続することは、これまで以上に高度な運用が求められると感じています。
FIRE後の生活を安定させるためには、現金と投資のバランスをしっかりと保つことが重要です。
まとめ
- 高配当株と副業で生活費を賄い、インデックス投資は取り崩しを最小限に抑える戦略を採用。
- 債券ETFを売却し、高配当株に移行、毎月の配当金を増やすことを目標とする。
- 現金比率は生活費の3年分を維持し、安定収入のないFIRE後も柔軟な資金計画を重視。