2025年1月 資産状況報告:FIRE生活5ヶ月目、資産最高額を更新!
2025年が幕を開け、FIRE生活も5ヶ月目に突入しました。株価上昇と円安という追い風に加え、退職後の業務委託や個人事業主としての開業手当が功を奏し、昨年8月に一時的に落ち込んだ資産も、2024年末には過去最高額を更新することができました。
1月末時点の資産額は前月比+359万円(3.2%増)の1億1133万円となり、順調な推移を見せています。会社員退職後の住民税、健康保険、年金、そしてふるさと納税による大きな出費があったにもかかわらず、この好調を維持できていることは喜ばしい限りです。
ポートフォリオの状況
11月下旬に個別株や米国配当ETFの一部を売却し、ポートフォリオのリバランスを行ったことで、一時的に現金比率が高まり、リスク資産の割合は全体の60%程度まで低下していました。しかし、主力であるS&P500やNASDAQの投資信託がハイテク株価上昇の恩恵を受け、資産増加に大きく貢献してくれました。
12月の投資活動:IPO初挑戦とNISA戦略
12月は、これまで縁のなかったIPO投資に初めて挑戦しました。証券会社の対面営業を通じて、上場予定の5銘柄に申し込みましたが、当選したのは大型上場であったキオクシアの500株のみでした。初日に売却したため大きな利益は得られませんでしたが、プラスで終えられたことは良かったです。とはいえ、利益額は2万円程度と少額でした。
今回のIPO投資を通じて、長期投資・分散投資を基本とする自身の投資スタイルと、個別株の値動きに一喜一憂する短期的な投資スタイルとの相性の悪さを改めて認識しました。100万円を元手にどこまで利益を伸ばせるかという挑戦でしたが、自身のスタイルに合わない投資はストレスにつながるため、今後はIPO投資を積極的に行うことはないでしょう。
また、12月下旬には2025年分のNISA枠を活用した投資も行いました。2024年はS&P500の投資信託に年初一括投資を行い、+40%という高いリターンを得ることができました。2025年も同様の結果になるとは考えていませんが、長期的な視点で見れば、米国上位500社に分散投資できるこの商品は、ハイテク以外のセクターが好調な時期にも利益を取りこぼすことなく、上昇の恩恵を受けられると考え、今年も同様に360万円を一括で購入しました。
NISAは最低でも10年間の運用を想定しており、現在の円安や株価の高値水準は気にせず、市場に居続ける時間を最大化することを重視しています。
高配当株戦略の見直し
生活資金の確保策として、当初はJEPQという米国ETFを中心とした毎月分配型の投資を考えていました。しかし、米国株からの配当には20.315%の所得税に加え、現地税として10%の税金が発生します。確定申告で現地税は取り戻せるものの、金融資産のみが収入源で国民健康保険に加入している場合、税金を取り戻すことによるメリットよりも国民健康保険料の増加の方が大きくなることが判明し、JEPQへの投資は見送ることにしました。
JEPQ自体は優秀な商品ですが、0.1%の手数料に加えて10%の税金は、パフォーマンスを重視する投資の世界では非常に大きなマイナス要因となります。そのため、生活資金確保のための戦略を見直すことにしました。
2025年の投資戦略
2025年は、複数の証券会社を使い分け、それぞれの強みを活かした運用を行っていく予定です。これまでメインで利用してきた楽天証券に加え、今後は野村證券と松井証券も活用していく予定です。具体的な活用方法については、別の記事で詳しく紹介します。
2025年が昨年と同様のパフォーマンスとなるかは不透明ですが、大きく下落した場合でも狼狽売りをせず、しっかりとホールドすることで長期的な株価上昇の恩恵を享受できると考えています。市場から退場することなく、資産を着実に拡大させていきたいと思います。