FIRE後1か月のリアルな気づき、副業で重視すべきは「やりがい」

FIRE生活日記

そういえば副業始めたけどどんな感じ?

報酬は良いのだけど、気持ちが乗らないんだよね。。。

FIREを達成したものの、時間と体力に余裕があり、資産の取り崩しをできるだけ緩やかにしたいと考え、9月下旬から副業を始めました。

副業は単なる収入源ではなく、自分にとってやりがいを感じられるものを重視すべきでした。

最初に始めた副業:企業の業務改革支援

これまで会社員として培ってきたスキルや経験を活かし、9月下旬から企業の業務改革支援の仕事を始めました。この仕事を選んだ理由は以下の通りです。

  • 即スタート可能:新たにスキルや設備を準備する必要がなく、すぐに始められた。
  • 良好な人間関係:企業側の担当者が好印象で、期待されている内容が明確だった。
  • 収入面の安心:10月から給与収入がなくなるため、早急に収入源を確保したかった。また、報酬額も比較的高かった。

この副業では月10万円の収入を得ることが目標です。これだけでも、30年後に資産が残る確率が67%から90%に向上するというデータがあります。

そのため、特に教育費の支払いが終わるまでの7年間は、負担が大きすぎない範囲で働き続ける予定です。これまでの知識と経験で問題なく遂行でき、少しでも企業の役に立っていると感じています。

ちなみに、この仕事は以前のコネではなく、ビジネスマッチングサイトで見つけました。これにより、特定の人脈に頼らず、必要なスキルで新しいチャンスを得ることができました。

FIRE後の副業選び:報酬より「やりがい」を優先

FIRE達成後、一定の資産があるため、よほど浪費をしなければ資産の減少は緩やかです。

しかし、20年以上安定した給与を得ていた私にとって、急に収入が途絶えることは心理的に不安がありました。そのため、最初は報酬額を重視して副業を選んでいました。

確かに、報酬を優先すれば、資産的には増え続けますが、心の中ではどこか満たされない気持ちが残りました。「これでは会社員を辞めた意味がないのでは?」と感じるようになったのです。

会社員時代は忙しかったものの、情熱を持って仕事に取り組んでおり、昇進や昇給といった成果も見込める環境でした。

それは素晴らしい経験でしたが、FIRE後に同じスタイルで働くことを望んでいるわけではありません。むしろ、今後は自分の「やりたいこと」に集中し、それを仕事にしていきたいと考えています。

自分の「やりたいこと」を見つけて具現化する

会社員生活では、役職ごとに責任範囲が明確に決められ、日々の業務は比較的限定されていました。そのため、「やるべきこと」をこなせば安定した給料を得られ、昇進の機会もありました。

しかし、FIRE後の人生では「やりたいことは何か?」という問いに向き合う必要があります。

自分のやりたいことを見つけ、それをビジネスとして実現するのは、簡単ではありません。これまでの経験や知識だけでは限界があり、新しい視点やアイデアを得るための工夫が必要です。

インプット方法は様々です。ネットでのリサーチや本の読書、有識者の講演を聞くなどが考えられますが、個人的にお勧めしたいのは「壁打ち」という手法です。

壁打ちの効果

「壁打ち」とは、ビジネスアイデアや考えを他者に話して意見をもらい、自分の思考を整理するプロセスです。

テニスやバドミントンの壁打ち練習から名付けられたこの手法は、アイデアの磨き上げに非常に効果的です。

壁打ちのメリットは次の通りです。

  1. アイデアの整理 自分の考えを言語化し、漠然としたアイデアを具体的なプランにまとめる助けになります。
  2. 客観的なフィードバック 他者の視点を通じて、自分では気づかなかった問題点や改善点に気づくことができます。
  3. 新しい視点の獲得 他者との対話を通じて、新たな視点や斬新なアイデアを得ることができることもあります。
  4. 問題の早期発見 議論を通じて、見落としていたリスクや課題を早期に発見し、対処できるようになります。

身近に話す相手がいない場合でも、SNSなどで価値観が合う人にアプローチするのも一つの手です。

自分の考えを他者と共有し、意見をもらうことで、次のステップに進むためのヒントが得られるかもしれません。

まとめ

FIRE後の副業は、単に報酬だけで選ぶのではなく、やりがいを感じられるものを重視することが重要です。

安定した収入に固執せず、やりたいことを見つけ、それを実現するためのプロセスに取り組んでいくことが、FIRE生活を充実させる鍵となります。

壁打ちなどの手法を活用し、自分のアイデアを磨き、今後のキャリアをデザインしていきましょう。