地方在住の普通のサラリーマンの投資遍歴② 投機から投資へ。優待株をきっかけに株式投資への道を歩みだす 

FIREまでの道のり

長く投資を続けるためのお楽しみ要素とポートフォリオの守備力を高める株主優待

この投稿を執筆している2024年8月5日はサーキットブレーカーが発動し、日経平均が4000円以上下落する暴落相場となっている。

私がFXで投資を始めたころにも東日本大震災が発生し暴落の中、減りゆく資産を指をくわえてみることしかできなかったことを思い出します。

FX での失敗は私に多くの学びを与えてくれました。リスクの高い商品には手を出さない、短期で取引をして利益を得ようとしない、投資は想像以上にメンタルを揺さぶる、などいろいろ垣間見ることができました。

とはいえ投資を継続はしたいと考えていたので、レバレッジを効かさず比較的値動きが安定してる投資をすべく、株式優待がもらえる銘柄をを中心とした株式投資を開始しました。

急がなければ変動幅の小さい優待株でも利益は積み上げられる

この頃は年齢が30歳になったばかりで、給料をもっと増やしたいと本業でのキャリアアップを目指して頑張る日々でもありました。

そういった状況の中、FX や株式投資の短期トレードの損失はメンタル面で仕事に影響を及ぼすため、過去の失敗を踏まえて絶対に避けたいと考えておりました。

とはいえ、株式投資をするにしても証券会社のWebページを見ても知らない単語ばかりだし、どんな銘柄を選べばいいか見当もつかないし、現在のようにSNSでの交流や、専門書籍や雑誌のような情報商材も決して豊富ではなかったと記憶してます。

手探りで進めるしかない状況の中、悩んでも答えが出ないことにもどかしさを感じ、とりあえず自分が知っている企業の株を買ってみようと考えました。

まだまだ食べ盛り(笑)でもあったため、深く考えることなく買うだけでお食事券がもらえる株って最高じゃん、スーパーで買い物したらキャッシュバックしてくれるの?などと、ろくに企業情報を調べもせずに発注していきました。

※マクドナルドWebより https://www.mcd-holdings.co.jp/ir/individual/shareholder_benefits/

最初はクオカードやお米券をくれるような企業へも投資をしていましたが、その後経験を積むにつれ優待廃止や改悪のリスクがあることを知り、優待にのために金券などを仕入れて株主に配布するよりも、コストが低いであろう自社サービスを提供している企業に絞り、銘柄を選定していくことにしました。

そして現在はイオン、マクドナルド、吉野家など自分の生活にかかわりのある銘柄を10年以上保有し続けております。当時の株価は2024年現在の3分の1程度で優待をもらい続けながらも評価額が大きくなっております。

※イオン株を購入したのは2011年で当時は900円台で取得することができました。

日経平均との相関は低く守備力を高める効果もある?

これまでの経験から優待株を集めていくと日経平均が大きく上がっていても株価は微動だにしなかったり、日経平均が下げているときに株価が上昇したりと、日本の株価指数をけん引している値嵩株と値動きが異なっていると感じております。

優待株も保有銘柄が増えれば増えるほど分散効果で資産全体の守備力も高まります。

また、優待株を保有している人は日々の値動きを気にすることはなく、優待が継続されている限り上昇しようが暴落しようが売ることはないため、個別株の中では比較的安定していると思っています。

一方で優待廃止や改悪した時の値下がりは非常に大きいため、すごく魅力的であっても企業の利益を圧迫するくらいの優待に飛びついてしまうことは危険です。

理想はきちんと決算書をみて経営状態を把握してから購入するのが正しいのだと思いますが、私はそこまでできないので、誰もが知っている企業で、優待が続く限り持ち続けられると思える企業を選ぶようにしております。ちなみに保有株の一部を紹介すると以下の通りです。

  • 証券コード8267 イオン 
  • 証券コード2702 日本マクドナルドホールディングス 
  • 証券コード9861 吉野家 
  • 証券コード3397 トリドールホールディングス (丸亀製麺)  
  • 証券コード2752 フジオフードグループ本社 (まいどおおきに食堂)  

資産形成は長い道のり、楽しみながら続けることを考える

資産形成は長く険しい道です。ぎりぎりまで節約して残した資金を投資へ回し、少しずつ運用資産を増やしていく。証券口座の数字に変化はあっても、すぐに生活が楽になることはありません。

そして日々のストレスがたまり発散するために普段よりも激しく消費をすると一時的にはスッキリするものの、後日もっと入金できたのにと罪悪感に苛まれるためお金が使いづらくなる。資産形成序盤のやる気に満ち溢れている時期を過ぎて安定してくるとこのような資産形成病が発症してきます。

とはいえ、長く投資を続けるには楽しい要素を加えていかないと途中で疲れ切ってしまいます。優待銘柄を買ったことがないようでしたら、気になる企業を探して購入してみるのも良いかもしれません。中には優待のみならず配当金ももらえるお宝銘柄もあったりするので日々探していく中で想像以上にはまってしまうかもしれないのでご注意ください(笑)最後にみんかぶの配当+配当利回りランキングのリンクを貼っておきます。

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投資遍歴最終回である次回は日本株から資産形成を加速させたアメリカ株投資編をお届けしたいと思います。