資産形成を楽しく続けるコツ|「こだわり消費」で挫折しない節約&投資術

地方FIRE生活

資産形成を継続するには、ただ「ひたすら節約して投資に回す」だけでは限界があります。ストレスが溜まって挫折してしまう前に、 自分が価値を感じる支出=こだわり消費を上手に取り入れて、楽しみながら資産を育てるバランス感覚を身につけましょう。 本記事では、初心者でも実践しやすいメリハリ支出の考え方から、身近な例(iPhoneの買い替え)を用いた費用比較、 お得な購入方法までをわかりやすく解説します。

本記事では iPhone を例に解説していますが、「自分がご褒美的に満たされるもの」かつ「それなりに資産価値が残るもの」であれば同じ発想を応用できます。 例えば、高いリセールバリューが見込めるガジェット、楽器、ブランド品、カメラなども候補です。

節約ばかりで切り詰めると、資産形成のモチベーション維持は難しくなります。特に資産額が小さいうちは、 「こんなことをして意味があるのか」「いつになったらお金が増えるのか」と不安になりがち。資産形成は長く、ときに辛い道のりです。 全力で我慢するのではなく、自分に優しく、長く続けられる環境を自ら設計することが成功の近道です。

なぜ「節約だけ」では資産形成が続かないのか

ストレスで挫折するリスク

節約一辺倒は短期的な効果はあっても、長期ではストレスが蓄積しやすく「資産形成疲れ」を招きます。 続かない戦略は結果的に効率が悪く、元に戻ってしまうこともしばしばです。

資産形成を楽しむための工夫

継続のカギは、モチベーションを保つ仕組み化です。そこで役立つのが 満足度の高いご褒美支出=こだわり消費。日々に新鮮さと充実感をもたらし、長く走り続ける原動力になります。

「こだわり消費」とは?初心者にも大切な考え方

ただの贅沢との違い

  • 価値基準が明確:自分にとっての価値・効用が高い
  • 再現性がある:満足度や生産性の向上につながる
  • 合理性を持てる:リセールや長期利用で実質コストを抑えられる

生活に潤いを与える支出の効果

こだわり消費は「我慢の連続」を「楽しみのある日常」に変え、投資と節約を長期で続けるための土台をつくります。

実例:毎年 iPhone を買い替えるとどうなる?

安心感・快適さを維持できる

最新モデルなら動作の安定・カメラや処理性能の向上により、日々の小さなストレスを減らせます。

最新機能を楽しむことで生活が豊かに

新機能を体験する楽しさ自体がモチベーションになり、日常の満足度アップにつながります。

中古市場での高いリセールバリュー

iPhoneは中古市場で値崩れしにくく、売却益を次の購入費用に充当できます。 後述のシミュレーションでは、国内大手の買取価格情報を参考にしています( GEOモバイル:iPhone買取価格)。

【初心者向け】iPhone買い替えシミュレーション

前提条件(2024年時点)

  • iPhone 16 Pro(128GB):159,800円
  • AppleCare+(2年更新):31,800円
  • 売却価格の減価率(GEOの買取価格例を参考):
    • 1年後:▲33% → 106,066円
    • 2年後:▲43% → 91,086円
    • 3年後:▲51% → 78,302円
  • 売却資金の運用利回り:年率7%(インデックス投資想定)
  • 計算期間:10年間

※バッテリー交換やケース等の周辺費用は除外。

本体代金のみの比較

買い替え頻度購入費用合計運用益AppleCare10年間実質費用
1年ごと1,598,000円1,516,361円0円81,639円
2年ごと799,000円603,938円0円195,062円
3年ごと639,200円323,140円0円316,060円

AppleCare+を含めた場合

買い替え頻度購入費用合計運用益AppleCare10年間実質費用
1年ごと1,598,000円1,516,361円0円81,639円
2年ごと799,000円603,938円159,000円354,062円
3年ごと639,200円323,140円127,200円443,260円

結果として、現行の前提では「1年ごとの買い替え」が最もコスト効率が高いという試算になりました。 ただし実際の売却価格・利回りは変動します。あくまで目安としてご活用ください。

お得に iPhone を買う3つの方法

1. キャリア購入は避けよう

大手キャリア経由は本体価格が高くなりがち。基本はApple Storeでの購入を検討しましょう。

2. Apple Store分割払いで資金効率UP

手数料ゼロの分割を使えば、月々の負担を抑えつつ現金を温存でき、その分を投資に回せます。

3. Appleギフトカード+ポイント還元で実質割引

楽天の「5と0のつく日」「お買い物マラソン」や「楽天カードの日」などのキャンペーンを活用し、ポイント還元で実質コストを圧縮しましょう。

投資信託のポイントを「こだわり消費」に活用する

こだわり消費を楽しみながら資産形成を続けるには、日常の投資活動から得られる「副産物」をうまく使うのもポイントです。 例えば松井証券で投資信託を運用すると、取引に応じてポイントが貯まります

このポイントはAmazonギフト券に交換できるため、普段の買い物や「ちょっとしたご褒美消費」に充てれば、 実質的に生活コストを下げつつ満足度を高めることが可能です。

投資信託で資産を積み上げながら、そのリターンとは別に得られるポイントを“お得なこだわり消費の原資”に回す。 こうした工夫も資産形成を長く続けるための小さな楽しみになるでしょう。

👉 詳しくはこちら:松井証券で投資信託を運用しポイントをゲットする方法

まとめ|初心者が楽しみながら続けるコツ

  • 節約とご褒美のバランス:無駄は削りつつ、価値ある消費は肯定する
  • リセールバリューを活用:中古価値の高いモノを選び実質コストを抑える
  • 投資と支出を両立:売却益や余剰資金を再投資して成長を加速

資産形成は「我慢」ではなく「工夫」。自分が満たされるご褒美消費×資産性の高いモノという視点を取り入れて、 無理なく、長く、楽しく続けていきましょう。

出典

※本記事は筆者の実体験と公開情報をもとに作成しています。投資は元本割れのリスクを含みます。最終判断はご自身の責任で行ってください。