- FIRE後も金銭面での問題がないことを理解してもらう。
- 生活のリズムはこれまでと変えないことが重要。
- 自分のゴール(FIRE)が家族のゴールではない。
一般的にFIREに踏み切るのに家族の理解は大事。
ただ我が家はあまり関心がないようで無風で通過しました。
FIRE達成は自己満足であることを受け入れる
FIREを目指すことは、個人的な目標に過ぎませんが、家族全体に影響を及ぼすことは避けられません。
私がFIREを目指した理由は、誰かに指図されたり評価されたりすることが嫌になり、本当にやりたいことだけをやって生きていきたいと感じたからです。ただし、この目標は家族の生活にとってはどうでもよく自己満足的なものでした。
金銭面の安全性を理解してもらうことが不可欠
これまで会社員として安定した収入を得てきた私がFIREを決意したとき、家族、特に配偶者や子供が今後の生活に対して不安を抱くのは当然です。
特に金銭面では、これからピークを迎える子供の教育費や住宅ローンなど、今後も続く大きな出費が心配の種です。退職によって生活の質が落ちるのではないか、急な出費や娯楽費に対応できなくなるのではないかと懸念されるでしょう。
会社員のような安定性はなくても収入は得られる
そこで重要なのは、FIREを達成することが無職や無収入になることではないという点を家族に理解してもらうことです。金融資産が生み出す収入に加え、フルタイムではないもののフリーランスとして働くことで、教育費や住宅ローンの支払いに困ることはないと説明しました。
我が家では妻も働いておりますが財布は完全に別、お互いの資産がどうなっているのかはブラックボックスとなっております。が、今回FIREをするにあたり私の分は公開してしまいました(笑)
現在保有している資産や今後の運用方針、ライフプランのなかでどこで大きな出費があり、どのくらいの費用感なのかを可視化して理解を深めてもらいました。
会社員時代と同様の生活リズムを維持する
FIREを達成した後、自由な時間が増えることで縛られるものがなくなり、生活リズムのが大きく変わる可能性があります。しかし、現実的には自分以外の家族はこれまでの生活と何ら変わることなく日々動いております。
同じ家に暮らしている家族なので、子供に対しては父親が仕事をせずに自由にふるまうことで教育上の問題が発生することや、会社員として働いている妻のモチベーションを下げたり、不満を募らせてしまうことは容易に想像できます。
こういった事態を避けるために、これまでの生活リズムをできるだけ維持しつつ、徐々に新しい生活スタイルを導入していくことが望ましいと考えております。
FIRE生活を始めても不規則な生活はしない
少し前から有給消化でプレFIRE生活を始めておりますが、毎朝決まった時間に起床し、その後はブログを書いたり、フリーランスで働くために必要なスキルの習得や情報収集を自室やカフェで行っております。
自由に使える時間は山ほどあり、誰かに指図をされたり締め切りに追われることもありません。これからは自分を律することでFIRE後の家族の印象だけでなく、健康面を含めた生活の質が向上するのだと考えております。
家族の理解があってこそ成立するもの
FIREを目指す理由は人それぞれですが、共通しているのは「自由な時間を手に入れ、自分の人生の主導権を取り返したい」という願望です。しかし、この願望を家族に理解してもらうためには、前述の通り経済的な部分での安心感を持ってもらうことが最も重要なことだと思います。
金銭面での安心感を与えることができるのであれば、家族にとって私の職業が何であれ大きな問題がないことは再認識できたので、仕事に全力投球していた時間をもっと有意義に使えるように第二の人生を過ごしていきます。
具体的には、国内外問わず行ったことがないエリアへの旅行、ソロキャンプ、FIREに関する情報発信、料理、個人で稼ぐこと、などやりたいことを何でもやっていくつもりです。
自分のゴール = 家族のゴールではない
とはいえ、自分だけが目標を達成し、幸せになっても家族をおざなりにすることは許されません。これまで以上に家族が生活しやすい環境を作ることを心がけていきたいと思っています。
成人に向け成長する過程で悩みも多くなる子供と向き合い、会社員として働いている妻をサポートして家族全員がハッピーになるように過ごしていきたいと思います。
家族構成によってシチュエーションは変わるものの、FIREに向けて早期に家族の理解を得ることは重要です。資産状況を踏まえ、この先のライフプランを考える機会を作られても良いと思います。
FIREは誰に指図されることなく自分の意志で人生を自由にデザインができるものです。自分と家族どちらも幸せになれるように設計されてみてはいかがでしょうか。