ずっと持っていた米個別株を売却したみたいだね。
資産を眺めているだけではなく使っていくことを考えていくよ。
資産形成から資産活用へ:ポートフォリオの変革
米国大統領選が終わり、資産が1.1億円に達したことを機に、ポートフォリオを大幅に見直しました。これまで資産の30%を占めていた米個別株を売却し、新たなステージへ移行するタイミングです。
以前は、配当を重視せず、資産成長型の株式やETF、投資信託を選んで長期保有するスタイルでした。
しかし、FIRE達成後は、これまでの「眺めるだけの投資」から脱却し、資産を生活の原動力として活用していきます。
個別株の売却とその結果
今回、約3,500万円分の個別株を売却しました。元本1,100万円が3倍以上に成長し、2,400万円の譲渡益を得ることができました。
資産形成に大きく寄与した株式ですが、譲渡益には約500万円(20.315%)の税金が発生するため、確定申告で対応する必要があります。
手元に残る実際の運用可能額は約3,000万円。そのうち、1,500万円を生活費(3年分)として確保し、残りの1,500万円を新たな投資に充てる方針です。
新たなポートフォリオ:分配金を活用した運用
新たな投資先として検討しているのは、分配金や配当金を重視した運用。特に注目しているのが以下の商品です。
アライアンス・バーンスタイン米国成長株投信Dコース(AB-D)
高い分配利回り(約20%)が特徴のアクティブファンドです。従来は「タコ足配当」リスクを避けるため、このような商品を敬遠していましたが、分配方針の明確さと成長株への投資を評価し、1,500万円の買い付けを計画しています。
選考理由は以下の通り
- 分配方針が明確であること
- 米国の成長株を中心としたポートフォリオ
出典:アライアンスバーンスタイン https://www.alliancebernstein.co.jp/ - 大人気のeMAXISSlimのS&P500とオールカントリーに次ぐ純資産額
出典:楽天証券 2024/11/18 実績ランキングより - S&P500の動きに基準価格が連動していること
生活費をどう賄うのか?
AB-Dの利回りは約20%で推移しています。ただしこれは毎月安定的に入るわけではなく、株価下落時には無配に転じる瞬間もあります。※毎月の基準価格毎に判定されます。
これらを勘案すると1500万の投資で年間300万円もの分配が入金される見込みとなります。
すでに保有中の商品から得られる分配金と合計すると以下のようになります。以下で資産全体の35%となり、残りは65%で現金とNISAやiDeCoを中心とした投信を保有します。
商品 | 投資額 | 配当金(税引き前) | 税引き後 |
AB-D | 1500万円 | 300万円 | 240万円 |
JEPQ | 1500万円 | 150万円 | 120万円 |
その他の投信・優待株 | 500万円 | 20万円 | 16万円 |
税引き後の合計が378万円となり、毎月40万円程度を生活費を想定しており約9万円程度の不足分が生じることから投信での取り崩しを行う予定です。
下落相場への備え
AB-Dは過去に1年間無配だったことがあり、基準価格が下落する局面では分配金が支払われない可能性があります。このリスクを考慮し、以下の方針を立てています。
- 現金比率を高める: 3年間分の生活費を現金で確保。
- 柔軟な対応: 3年以上無配が続く場合は元本の取り崩しや副業収入で対応。
結論:1億円の力を活かす
資産1億円がもたらす力を実感しながら、試行錯誤を重ねる日々が始まります。ポートフォリオの運用方針は市場環境やライフステージに応じて変化するため、柔軟に対応していく予定です。
この経験を共有し、FIREを目指す皆様の参考になれば幸いです。