「米国株さえ知っていれば、もっと早くFIREできた」
投資を始めたころの私が、今の自分に言えるとしたら、この一言です。
FXで資産を失い、日本株の優待投資で立て直し、そして米国株に出会ってから、資産の増え方が明らかに変わりました。
外資系企業に転職したことが、最大の転機でした。
米国本社の意思決定スピード、技術革新への投資姿勢、暴落後に必ず立ち直る回復力——。「この国の株を持ち続ければいい」という確信は、本や情報ではなく、職場で肌で感じた実感から生まれました。
地方在住・高卒・普通のサラリーマンだった私が、2024年に40代でFIRE達成(総資産1億円超)。
米国株投資がなければ、この結果はなかったと断言できます。
この記事では、私が外資系転職をきっかけに米国株投資を始め、FIREを達成するまでにやってきたことを、体験ベースで公開します。
この記事でわかること
- 外資系転職が米国株投資への確信になった理由
- 普通のサラリーマンが米国株でFIREした実際の流れ
- インデックスと個別株、どう使い分けたか
- 暴落が来ても売らずに持ち続けられた根拠
- FIRE達成後も米国株を持ち続ける理由
この記事を書いた人:どらじ
高卒・非正規スタート。外資系企業への転職を経て年収5倍以上を達成。インデックス投資と米国個別株の長期保有で資産を積み上げ、2024年に40代でFIRE達成(総資産1億円超)。月100万円の分配金収入で地方生活を継続中。Xフォロワー11,700人。サンワード証券セミナー講師(2026年)。
1. FX→日本株→米国株。遠回りしてたどり着いた答え
私の投資歴はFXの失敗から始まりました。
レバレッジをかけて大きな損失を出し、「投機と投資は違う」という当たり前の事実を、身をもって学びました。
その後、日本株の優待投資で少しずつ資産を立て直しましたが、「このペースではFIREまでに時間がかかりすぎる」という焦りがありました。
FXの失敗については「FXで資産を失った実体験|投資と投機の違い」、日本株・優待投資の時期については「優待株で資産形成を楽しんだ話」で詳しく書いています。
そして外資系企業への転職が、投資の転換点になりました。
2. 外資系転職が、米国株への確信を生んだ
転職先は米国に本社を持つ外資系企業でした。
入社してすぐに感じたのは、意思決定スピードの圧倒的な違いです。
新しいプロジェクトはリスクを議論しながらも前に進む。失敗しても立て直して次に動く。技術革新への投資を「コスト」ではなく「未来への賭け」として捉える文化。
「日本の大企業と何かが根本的に違う」
そう感じながら働いた数年間が、「この国の株を長期で持ち続けられる」という確信につながりました。
書籍で米国経済の強さを学ぶことはできます。でも職場でその文化を肌で感じた経験は、暴落が来ても売らずにいられるメンタルの根拠になりました。
外資系企業への転職とFIREへの道については「高卒・年収300万円からFIREを達成した「収入の増やし方」」に詳しく書いています。
3. 私が実践した米国株投資の2つのアプローチ
外資系での経験を経て、米国株投資を本格的に始めました。やったことはシンプルな2つです。
インデックス投資(S&P500・NASDAQ100)を土台にした
長期の資産形成の軸として、S&P500連動のインデックスファンドを積み立て続けました。個別銘柄を選ぶ手間がなく、米国市場全体の成長を取り込める。信託報酬が低いため、長期ではコスト差が大きくなります。
個別株でより高いリターンを狙った
インデックスに加えて、外資系勤務で感じた確信をもとに個別株にも投資しました。「この会社は10年後も存在し続ける」と思える企業だけを選び、短期の値動きに動揺せず持ち続けました。10年以上保有した銘柄の中には株価が数倍になったものもあります。連続増配企業への投資は、配当を再投資し続けることで複利効果が積み上がっていきました。
S&P500とNASDAQ100の比較・使い分けについては「S&P500だけで本当に足りるのか?NASDAQ100を足したら何が変わるのか」で詳しく解説しています。
4. 暴落が来ても売らずにいられた理由
長期投資を続けていると、必ず暴落が来ます。私が米国株を持ち続けた期間にも、複数回の大きな下落がありました。それでも売らなかった理由は2つです。
外資系での体験が「米国企業は立ち直る」という確信を作っていた
リーマンショック後も、コロナショック後も、米国企業は立ち直ってきました。これは歴史的なデータでもわかりますが、職場で感じた「この組織は危機の後に強くなる」という感覚が、売りたい気持ちをつなぎとめてくれました。
生活費の口座と投資の口座を完全に分離していた
どれだけ相場が下がっても、生活に困らない状態を作っていたため、「売らなければならない」状況になりませんでした。これが長期投資を続けるための最大の仕組みです。
FIRE後の暴落との向き合い方については「FIRE後に暴落が来たら「働けばいい」は本当に成立するのか」で正直に書いています。
5. 普通のサラリーマンがFIREできた、もう一つの理由
米国株投資だけでFIREを達成したわけではありません。もう一つの柱は「入金力」です。
収入が増えたら、増えた分をそのまま投資に回す。生活水準は上げない。これを徹底して続けました。
外資系転職で年収が大きく上がったことで、毎月の投資可能額が一気に増えました。その増えた分を全額、インデックスと個別株に回し続けた結果が1億円FIREにつながりました。
「投資の利回り × 投資額」で資産は決まります。利回りを上げることより、投資額を増やすことの方が早期に効果が出ます。
入金力の上げ方については「高卒・年収300万円からFIREを達成した「収入の増やし方」」に実体験を詳しく書いています。
6. FIRE達成後も米国株を持ち続ける理由
2024年にFIREを達成した今も、米国インデックスを保有し続けています。理由はシンプルです。資産の「成長エンジン」として機能させているからです。
FIRE後の私のポートフォリオは、毎月分配型ファンドで生活費を賄いながら、インデックス(S&P500・NASDAQ100)で資産の長期成長を担わせる設計です。
毎月の分配金を使いながら、インデックスは触らずに育てる。この「使いながら増やす」設計の中で、米国株インデックスは「将来の資産寿命を伸ばす存在」として重要な役割を果たしています。
FIRE後の資産設計全体については「分配金1,000万円を突破。FIRE後にたどり着いた「使いながら増やす」資産設計」に詳しく公開しています。
よくある質問(FAQ)
Q. 普通のサラリーマンでも米国株でFIREできますか?
できます。私自身がそのルートを歩みました。重要なのは「高い利回りを狙うこと」より「入金額を増やして長期で持ち続けること」です。転職で収入を上げ、増えた分を投資に回す。この組み合わせが現実的な方法です。
Q. 米国株はインデックスと個別株、どちらから始めるべきですか?
まずS&P500連動のインデックスファンドから始めることを勧めます。銘柄選びの手間がなく、低コストで米国市場全体の成長を取り込めます。個別株は、ある程度投資経験を積んでから検討するのが現実的です。
Q. 暴落が怖くて踏み出せません
暴落は必ず来ます。重要なのは「暴落しても売らずに持ち続けられる仕組みを作ること」です。生活費の口座と投資の口座を完全に分け、相場がどうなっても生活に困らない状態を作ることが先決です。
Q. NISAとiDeCo、どちらを優先すべきですか?
まずNISAの積立投資枠(年120万円)を最大活用することを優先します。iDeCoは60歳まで引き出せない制約があるため、流動性を確保したい方はNISAを先に埋めるのが基本です。
まとめ:米国株投資が資産形成の要になった理由
外資系転職→米国株投資→FIRE達成。この流れを振り返ると、やってきたことはシンプルでした。
- 外資系転職で年収を上げ、入金力を高めた
- 増えた収入をS&P500インデックスと個別株に回し続けた
- 暴落が来ても職場で感じた確信を根拠に売らなかった
- 生活費の口座と投資の口座を分けて、仕組みで持ち続けた
特別な才能も運も必要ありません。地方在住・高卒・普通のサラリーマンだった私が達成できたのは、この流れを地道に続けたからです。
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免責事項
本記事は筆者の実体験に基づく情報提供を目的としています。特定の金融商品の推奨ではありません。投資の判断はご自身の責任で行ってください。


