普通のサラリーマンが資産1億円を作るために実施した仕組みとは?

FIREまでの道のり

資産1億円ってどうやって作ったの?

いろいろなことをやったけど、

感情や気分に流されない仕組みづくりをしたことが大きいかも

本投稿のポイント
  • 感情に左右されない自動積立の仕組みを作り、着実に資産を形成する。
  • 投資に時間をかけず、収入を増やして積立に充てることで資産を雪だるま式に増やす。
  • 長期保有を徹底し、資産が増えても売却せずに運用を続けることが重要。

1億円を作るのは決して簡単なことではないですし、誰でもできることではないと思ってます。

ただ、目標とする資産を作るために気分や感情に流されない仕組みは誰でも作れると思っています。

そこで普通のサラリーマンであった私がどのようにして1億円を作ってきたのかをご紹介したいと思います。

感情に流されないような仕組みを作る

投資を行う上で、メンタルのコントロールは欠かせません。出費が多い月や株価が下落する局面では、株を買えなくなったり、投資そのものをやめたくなることもあります。

そのために重要なのは、家計の収支をしっかりと把握し、自分が投資に回せる金額を明確にしておくことです。

とはいえ、投資資金が少なすぎると資産形成のスピードが鈍化してしまいます。そこで、自分がギリギリ許容できる投資額をシミュレーションしてみることをお勧めします。

私の場合、最低限の固定費と少額のお小遣いを除いて、残りのすべてを投資に回していました。会社員として安定した収入があったため、手元に現金を多く残す必要はないと考えたからです。

投資を始めた2010年頃は、今のように質の高い投資信託があまり存在せず、ただひたすら積み立てるという方法は容易ではありませんでした。どの銘柄に投資するかの選定は非常に難しかったです。

そのため、当時は学資保険代わりに加入していた外貨建て終身保険や変額保険を利用し、引き落としで積み立てていました。(現在はこれらを解約し、S&P500のインデックスに投資しています。)

こうして自動積み立てをしていくことで意識せずともお金が貯まりはじめ、額が大きくなってくるともっと増やしたいと意識が資産形成のほうに向くため手元にあるお金をどう使うかを考え始めます。

私の場合は、臨時収入があったり節約して残ったお金は優待株を買ったり、米国株を始めてからはドル建てETFを買い始めました。

早く増やしたいからと信用取引やレバレッジを効かせた取引をしてしまうとコツコツ積み上げた資産があっという間になくなることがありますので、私は短期取引はお勧めしません。なぜなら長期運用を前提とした場合、プロでも市場平均に勝つのは困難だからです。

投資に時間をかけず入金力を高める

米国株投資では時間をかけた分だけ勝率が高まり、15年以上運用することでほぼ元本割れはしなくなるというデータがあります。

出典:JBpress https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80678?page=4

私がこのデータについて知ったのはここ数年のことですが、それでも米国ETF、確定拠出年金、積み立て型保険などを通じて米国株に投資を続けた結果、資産は着実に増加していきました。

さらに、勤めていた会社が外資系企業だったため、給料の一部として自社株が付与されていました。当時はそれほど大きな金額ではありませんでしたが、退職まで売却せずに保有し続けた結果、現在では資産の約30%を占めるほどの規模に成長しています。

給料の一部は自動的に各種金融商品に振り分けられるため、手元に残るお金で日々の生活を楽しみながら、取引にかかる時間を節約することができました。

こうして、自分の時間を本業に集中させることができ、必要に応じて副業を行うことで入金力を高め、その増えた収入を自動積立の額に反映させていきました。

このサイクルを繰り返すことで、投資に回せる金額が増加し、資産が雪だるま式に膨らんでいったのです。

運用資産は売却せずホールドし続ける

ETFや投資信託のように米国の主要な指数を丸ごと購入する方法に限らず、優良な米国個別株を長期保有することで、資産を大きく成長させることができます。

長期にわたって保有し続けることで含み益が増えていきますが、ある程度まで利益が膨らむと「もうこれ以上は伸びないだろう」と、自分の感覚や想像で限界を決めてしまうことがあります。

もちろん、資産形成の後期や、「増えた資産を使いたい」という方針のもとで売却するのは問題ありません。

しかし、資産をさらに大きく増やしていきたいのであれば、どれほど資産が膨らんでも気にせず、これまでの投資の仕組みを淡々と続けていくことが重要です。

目標金額の達成が見えてきたら、資産を活用することを視野に入れ、ポートフォリオの調整や入金額の削減を徐々に進めていけば良いでしょう。

それまでは、これまでの仕組みを信じて回し続けることが大切です。